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July 26, 2011

“Can you tell us how long you think you’ll work with us?
Or are you looking for another job?”

These are the kind of questions I wouldn’t mind knowing about in advance so I can be prepared. But they came totally unexpected, from a person I had never met before, on the seventh day of my new job.

It’s even more awkward when the questions are followed with,

“Because if you’re looking for another job, that’s okay.”

Especially if it’s sort of the truth. It’s hard to admit something like that to people who have been good to me. (Although the person asking me the questions I had never met before. I found out afterwards that he was the manager of my manager… THE Manager we never see.)

I started working at the kibbutz laundry a week ago.
And I probably wouldn’t be if it hadn’t fallen rather forcefully in to my lap the way it did.

They had been looking for people a few times in the past year, and I had avoided it every time. First of all, it felt a bit too close to my daily life. I can’t live without the good people at the laundry, and really wanted to avoid never being able to go to them again if things didn’t go well. Second, I do have a Bachelor’s degree and spent the last 10 years or so building a career in the television/radio industry (although most of it was unintentionally, I was just working jobs I was drawn to). Can I bear the reality of folding laundry for minimum wage after all that? Wouldn’t I prefer to stay at home, continuing on with my unsuccessful job search, all the while feeling sorry for myself?

But once I made the leap (although not exactly the “leap” I had hoped for at age 35) I wished I had taken it sooner. (Besides, I had learned much earlier that my Bachelor’s degree, 10 year career, or the fact that I’m bilingual in Japanese and English doesn’t mean a thing around here if I can’t speak Hebrew.) The people are nice, the job is actually kind of fun despite its obvious mundane nature, and most of all, I am getting Hebrew lessons for free. (I’m actually getting paid for it.) All the while looking and hoping for a better job someday, I am sorry to admit.

One of the reasons this blog hadn’t been updated too frequently for a while now is because the job hunt has been unsuccessful despite there having been more than one job offer among the many rejections. That, along with other things, haven’t made life in Israel easy, especially after my visit back to Japan in May. I haven’t been able to bring myself to share what much of feels like a failure, and I guess I was hoping to one day break the silence with a post of success. But I’m feeling the urge to share more reality with you now. If any of my stories makes someone in a similar situation as me feel that they are not alone (and in return making me feel I’m not alone), I will be more than thrilled, and if I can simply be a source of entertainment for others I will be just as thrilled.

I hope your week has started well, my friends.

「ここでどれくらい働くつもりか教えてくれる?
それとも他の仕事を探してるのかな?」

このような質問は、できれば事前に知って心の準備をしたいもの。
でも全く予期せぬ時に、一度も会ったことのない人から、
新しい仕事を始めて七日目に突然聞かれたのでした。

もっと気まずいのは更に、

「もし他の仕事を探してるのなら、それはOKだよ。」

と後押しされること。特にずばり当たっている場合。良くしてもらっている人達にそのようなことを認めるのはできれば避けたい。(でも実際質問をしてきた男性は良くも悪くもしてもらっていない一度も会ったことのない人だったけれど、、、後で私のマネージャーのマネージャーだということを知りました。ほとんど姿を現さないビッグ・ボスね。)

一週間前から、キブツのクリーニングで働き始めました。
それもかなり強引に話が持ち寄られなかったら、きっと働いていないでしょう。

この一年の間に何度かクリーニングがスタッフを募集していたことは知っていましたが、毎回避けていました。まず、私の日常生活にあまりにも近い存在と感じたから。クリーニングなしでは生活できないので、二度と行けなくなるようなことは避けたかったのです。次に、大卒で約10年間マスコミ業界でキャリアを積んできたのに(と言ってもキャリアを積もうと意識していたわけではないのですが、、、単に魅かれる仕事をしてきただけ)、今となって最低賃金に近い時給で洗濯物を畳む現実を受け止められるか?それをするくらいなら今まで通り家にこもって実らない仕事探しをしながら、自分を哀れに思うほうがましじゃないのか?の思いの繰り返しでした。

でも実際思い切ってみると(35歳としての「思い切り」はちょっと予想とは違ったけど)、もっと前に思い切ればよかったな、と感じました。(ちなみに大卒であることも、10年積み上げたキャリアも、日英バイリンガルであることも、ヘブライ語がしゃべれないとこの地域ではなんの意味がない厳しい現実はだいぶ前に認知したのでした。)一緒に働いている人達は皆とてもいい人達だし、仕事は慣れてしまえば平凡だけど想像以上に楽しい。そして何よりもただでヘブライ語のレッスンが毎日何時間も受けられる。(むしろただではなく、学びながらお金をもらえる。)いつかもっといいお仕事がみつかることを願い探し続けながら働いているのは事実だけれど(大変申し訳ないけれど)。

ここしばらくこのブログをそれほど頻繁に更新してなかった理由の一つは、仕事探しがうまくいっていなかったから。(ダメなものばかりだけではなくオファーをいただいたこともあったのだけれど。)この理由を含む色々なことが、イスラエルの生活を困難にしました。5月の一時帰国以来は特に辛いことが多かったのです。最近のイスラエルの生活は「失敗」や「不成功」と感じることばかりで、その実態をこのブログで明らかにする気にはなかなかなれませんでした。いつか、「成功」のエントリーで復活したい、なんて心のどこかで願っていたような気がします。でも今、やっと少しずつ現実を綴っていきたいと思うようになりました。ここに綴ることがもし私と似た状況にいる人の支えになれたらとても嬉しいし、単に「エンターテイメント」として読んでもらえるのも嬉しいです。

皆様が週の良いスタートを迎えていますよう、

Much love,
Kaori

7 Comments leave one →
  1. July 27, 2011 12:43 pm

    いい日記ですね。読み応えがあります。
    私のイスラエル生活も山あり谷あり。
    定職に就いていたときもあれば、フリーランスで単発のお仕事をしていたときも。。。
    日本ではグローバルなIT会社のSEやってたから、どの仕事も「格下げ」みたいな気分でしたね。
    でも「いざとなったらレストランでアルバイトをする」って覚悟までしましたね。そのほうがヘブライ語の上達も早いだろうし。 ^^;

    今の仕事もいつまで続くのかわからないから、あくまでも束の間ってやつですよ。
    イスラエルってそんな感じじゃないかな?良い意味でも悪い意味でも。

    それにしてもテレビやラジオのパーソナリティーやってたんですか?気になりますねぇ~。^^

    • July 27, 2011 4:11 pm

      ありがとうございます☆

      そうですか、そのようなグローバルな会社でSEとしてのご経験があり、英語も堪能なのに同レベルの仕事がそう簡単にみつからなかったのはちょっとびっくりです。やはりヘブライ語の問題でしたか?

      今の時代、正社員であろうがアルバイトであろうがいつリストラされるかわかりませんよね。私も何年か前から一見どんなに安定してみえようが「いつ首になってもおかしくない」を頭において働くようになりました。

      テレビ・ラジオ業界ではパーソナリティーではなく、制作側だったんですよ〜。大変なこともたくさんありましたがダイナミックで面白かったしやりがいがありました。

  2. July 27, 2011 11:00 pm

    「英語はできるがヘブライ語は駄目なITと工学がわかる日本人」って人材のニーズはイスラエルでは?ってところですね。
    もちろんあるところにはあるんですよ。でもその入り口が開く機会は限られてるし、そういうところには既にwaiting listが出来てたりするかもしれませんね。コンビーナってやつです。

    私も5年目になり少しは立ち回りが上手に?なったような気はしていますが、
    それでもヘブライ語が全然駄目な時点で弱者なんですよね。コンビーナってやつです。

    給与も日本並みに貰うにはハイテクかダイアモンドなどの特殊な職業でないと。。。
    いわゆるclerk職だと4000NISとかじゃないですか?家賃で半分消えるような状態で、地元の人たちはどうやって生計立ててるんでしょうね?って思います。

    でも乗り越えた分だけ強くなっていくわけで、値切り交渉一つまともに出来なかった来た当時と比べれば逞しくなりましたよ。ふぉっふぉっふぉっふぉ。

    それに「格下げ」って書きましたが、実は日本人だからこその有待遇もあったりしたわけで。
    映画やテレビドラマのゲスト俳優とか大統領の通訳とか日本ではゼーッタイに経験できなかったでしょうね。(*^^)v

    まぁ、つまり今はキブツで洗濯物を担当している経験もいつかはいい思い出になるって事ですよ。
    頭では反発していても心ではそれが素直にわかっているようですしね。

    ちなみにどんな番組製作してたんですか?

    • July 28, 2011 6:14 pm

      そうですか、イスラエルではやはりヘブライ語ができないと限られてしまうのですね。

      本当にイスラエルは給料の基準が低いのに物価が高く、皆どうやっていっているのかわかりません。
      ユバルの友人には毎月赤字のカップル、たくさんいます。
      それもぎりぎりの生活でじゃなくて、結構贅沢をしているため。
      理解できません。

      「日本人だから」日本では経験できないことができるのはよかったですね。
      貴重だと思います。

      番組は色々やってましたよ、ドキュメンタリーからエンタメから企業ものまで。
      色々な業界がみれておもしろかったです。

  3. July 30, 2011 10:12 am

    そうですね。
    ただでさえ見た目でマイナスだから、なめて来た時にバシッと言ってやらないと対等と見られないようです。
    ちなみに先日はじめて「家の掃除してくれないか?」って言われました。 (苦笑)
    これ子供の前でやられたら絶対にバシッとやり返さないとなんですよね。。。

    こっちの銀行はマイナス残高にできるのがデフォルトなんですよ。(つまり借金です)
    だからお金がなくてもATMからはお金が出てくる。
    でもいつかは破綻すると思うんですけどねぇ。
    私も、借金しているのに贅沢をする彼らのメンタリティは理解できません。

    番組制作だと表のきらびやかさとは裏腹な部分を一杯見てきたのでしょうね。
    今度暴露話聞かせてください。 (笑)

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